ドラマ『競争の番人』(2022年7月スタート/フジテレビ 月9)の原作小説『競争の番人』新川帆立(講談社)のあらすじ解説、今回はその第六章「悪だくみの終わり」です。
『競争の番人』原作小説 第六章のあらすじ~美月の疑いが晴れる
- 楓の意識が戻った。3日間、昏睡状態に陥っていた。母は、こんな危険な仕事は辞めてと訴えている。楓は「辞めない」と突っぱねる。
- 小勝負が見舞いにやってくる。豊島美月も一緒。美月は警察に行き事情を話し、理解してもらえたのだ。安藤のせいで自殺した父の復讐を果たしたいと思い安藤を訪ねたが、捨て台詞だけ吐いてその場を辞し、その晩は友人宅に泊めてもらった。翌日、安藤が何者かに刺されたことを知ったのだった。
『競争の番人』原作小説 第六章のあらすじ~カルテル密会現場を押さえる
- 七瀬から公取委に、ウェディングカルテルの密会日がわかったと連絡があった。
- 「温泉郷S」の政岡が、密会の模様を録音することに協力してくれることになった。桃園が足しげく通い、政岡じいちゃんを“落とした”のだった。桃園役の小池栄子さん、ピッタリですね(*^^*)

- 雲海が安藤を問い詰める。安藤は碓井と組んでカルテル部屋を盗聴し、録音したデータを使って談合会社をゆすったというのだ。豊島もゆすられた一人だ。
- 雲海は長澤をクビにしようとしたが、結局長澤を戻し、碓井を切ったのだった。
- 安藤はうろたえつつも、自分を刺したのは碓井だと告白する。豊島が絡んでいた北関東の談合での金の取り分にもめたためだ。
- 安藤は、自分の持っている録音データは雲海に渡すことにする。碓井が保有するデータのありかはわからない。碓井の所在はこのホテルに宿泊する形で、雲海が把握している。
『競争の番人』原作小説 第六章のあらすじ~ついに…雲海逮捕!

- 雲海を、独占禁止法第47条第1項第4号「立入検査の拒否違反」で、逮捕することになった。雲海への説明は白熊が行う。
- 安藤を刺した犯人が、安藤が持っていた録音データも奪った可能性があるため、雲海は安藤刺傷の犯人を、警察より先に見つける必要があった。カルテルが明らかになってしまうからだ。
- 安藤が刺傷された翌日、石田に包丁を持って来るように雲海が言ったのも、石田を安藤刺傷の容疑者に仕立て上げるためだった。同じ地域のホテルオーナーが続けて襲われたとなったら、同一犯とみる向きが強くなるからだ。
- 追い詰められた雲海は、白熊の身体をつかみ、カッターで首を刺すと脅す。。が、そこは白熊、雲海を引き倒し、絞め技で、雲海失神(*^^*) 杏さんの技、是非見たいです♪
『競争の番人』原作小説 第六章のあらすじ~雲海たちのその後
- 雲海逮捕後、碓井も警察の任意同行要請に応じ、安藤を刺したことを認める。
- 長澤は、雲海が返ってくるまでホテルを守ることにする。雲海から頼まれたらしい。雲海から一度は切られながらも最後まで忠誠を尽くす役どころ、誰が演じるのかなぁ♪
- 雲海は、複数のカルテルをほう助した罪で再逮捕される。
- 安藤は、複数のカルテル当事者を恐喝した疑いで取り調べを受けている。
『競争の番人』原作小説 第六章のあらすじ~白熊と小勝負の別れ
- 物語の最後は、白熊転勤の送別会。小勝負も珍しく、三次会まで参加している。
- 日付が変わった深夜、3月14日、小勝負が白熊へホワイトデーのプレゼント。雲海逮捕へ向かう前日の2月14日に、白熊が小勝負へプレゼントしたバレンタインデーのお返しだ。チロルチョコ1個だったけれど(;^_^A
- 小勝負が白熊を先にタクシーに乗せて、別れる。小勝負がくれたプレゼントの小箱を抱え、ぽろぽろとこぼれる落ちる涙。いつか感じた、小勝負の不器用で甘いぬくもりがよみがえってきた。。

『競争の番人』原作小説のあらすじ解説~第六章 ~まとめ
第6章では、遂に雲海の悪だくみが暴かれました。美月への疑いも無事晴れて。第1章から第6章まで、物語は次にどう展開していくのか、ワクワクして読み進められる小説でした。お話のテンポも速いので、飽きることがありませんでした。そしてもちろん、白熊と小勝負の恋の行方がとっても気になります。ここはもう、小説の続編とドラマのSecondSeasonを希望します(*^^*) まだ、“恋”と呼べる段階ではないけれど。
テンポの良いストーリー展開、肉体派・感情派の白熊と、知性派で一見冷徹な小勝負の対比と絡み合い、杏さんと坂口さんの演技がとっても楽しみです。原作を予習して、ドラマを楽しみに待ちたいと思います。他の章のあらすじは、下のリンク先からご覧ください。最終章までお読みくださり、どうも有り難うございました。





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