『それってパクリじゃないですか?』ドラマ×原作で楽しさ倍増!第1話

それってパクリじゃないですか? それってパクリじゃないですか?

ドラマ『それってパクリじゃないですか?』の第1話の感想を、原作を交えてまとめました。

1話できれいに完結!

原作を読んでいる時、これをドラマにした場合、1話ごとにどのように区切りをつけていくのかなぁと感じていました。もちろん、1話完結にする必要は全くないんですけど。
でもドラマの第1話では、亜季(芳根京子さん)に自社の秘密情報の“漏洩疑惑”がかかり、それを見事に解決!というストーリーにまとめられていました。

次回の第2話では、亜季が月夜野ドリンク製品開発部から知的財産部に異動になってしまい、そこにはまさか、弁理士の北脇(重岡大毅さん)も再び絡んでくるという展開に繋がっていきます。

“汗と涙の結晶”を実感!

第1話では、亜季のアイデアになる「キラキラボトル」を試行錯誤して製品開発していく様子がたっぷり描かれています。そのアイデアがハッピースマイルビバレッジに盗まれ、先に特許登録されてしまう訳です。その権利を奪い返すために、製品開発部員が粉骨砕身、調査研究を繰り返していきます。
製品の中身=お茶の味、品質はもちろんのこと、容器=ボトル一つとってもどれだけの工夫、試行錯誤が施されてこの世に生まれてきたのか、思い知らされました。

ボトル

知的財産部の仕事は、みんなの汗と涙の結晶を守ること。その意味が実感としてわかるストーリー展開となっています。そのリーダーとして、第1話では開発部長の高梨(常盤貴子さん)が存在感を発揮しています。原作では、知的財産部の視点がメインとなっていて、製品開発部門の仕事の過程についてはあまり書かれていなかったので、そこがドラマでビジュアルに理解できました。

亜季と北脇の今後が楽しみ!

ライバル会社に奪われた特許を取り返す過程では、開発部長の高梨が頼れるリーダー的な存在で、北脇はいつも眉間にしわを寄せているだけで、影が薄い印象です(重岡さん、ずっとこの表情でいるのは大変だったのでは!?(;^_^A)。
さらに、北脇の仕事ぶりに対して、亜季がハッキリ、異を唱えてしまいます。
何やら存在感の薄い北脇。。
しかし!しっかりとその存在感を示してくれたのです。
亜季たち開発部がこだわった、ボトルの“キュルキュル”感。ボトルを持った時、滑って持ちにくいボトルではなく、キュルキュル感が手になじんで滑りにくい。それが、開発部の汗と涙の結晶そのものでした。
このキュルキュル感に、いつも無表情、無感情な北脇が気づいて、特許の奪回策に繋がっていくのです。
またこのキュルキュル感は、亜季のソフトボール部時代の想いがベースになっていたり、情報漏洩の原因がまさかの社長の発言だったり。。
色々な場面が実は繋がっているんですね。
亜季と北脇の、今後の心の機微の展開が楽しみです。

まとめ

ドラマでは、原作で描かれている様々な場面を再編成して、よりドラマ向けのストーリー展開になっている印象でした。
原作の大きなテーマとなっている落合製菓による“パロディ”盗作疑惑が、早くも第2話で登場するようです。
1話完結的に進んでいくのか、それとも一つの大きな事件を1話ごとに繋げて展開していくのか、注目です。
第1話で敗れたハッピースマイルビバレッジは、ドラマの相関図ではしっかり描かれているので、これで終わりではなさそうだし、部長の田所(田辺誠一さん)はワルそうだし(;^_^A
第2話が楽しみです♪

ドラマの最新話はTverで、過去話はhuluで見られます。

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