ドラマ『競争の番人』(2022年7月スタート/フジテレビ 月9)の原作小説『競争の番人』新川帆立(講談社)のあらすじ解説、今回はその第ニ章「タピオカを踏むな」です。
『競争の番人』原作小説 第ニ章のあらすじ~白熊、徹也といっしょに式場選び
- 白熊楓と徹也が、横浜近辺で結婚式場めぐり。
- 式当日でも急なプラン変更に柔軟に対応してくれるホテルがあり、感心する白熊。その裏事情が、この後わかることに・・・
- その夜、徹也の家に一緒に行く予定だったが、徹也が誰かとの電話の後、ドタキャン。管轄内で大きな事件があったのか、義母に何かあったのか、それとも・・・
『競争の番人』原作小説 第ニ章のあらすじ~殺人未遂事件の容疑者の証言裏どりを依頼される

- 検察庁から公取委に出向してきた緑川による「調書の取り方講座」に小勝負、白熊、白熊の同僚・紺野守里らが出席。緑川は「調査を行う中で犯罪の端緒を発見した場合は、出向検察官に必ず申し出るように」とのメッセージで講座を締めくくる。この後、まさか白熊がこの決まりを破ってしまうことに・・・
- 講座後、緑川から小勝負、白熊に、ホテルオーナー殺人未遂事件の容疑者・石田正樹の証言の裏どりが依頼される。
- 石田は2件とも容疑を否認。1件目の「Sクラシカルホテル」オーナー・安藤正夫の刺殺未遂については、自分はやっていないと否定。2件目の「天沢グループ」専務・天沢雲海刺殺未遂については、話し合いをするために現場に行ったのであって、刺すつもりはなかった、包丁を持っていたのは、そうでもしないと話を聞いてもらえないから、と主張。
- 石田の経営する花屋「フラワーショップ石田」は、「ホテル天沢S」のブライダル部門に花を納入しているが、挙式直前の花の変更ややり直し、追加作業は無料などの無理難題に悩まされている。先の、白熊のホテル見学での“ホテルの柔軟な対応”のしわ寄せが、末端の納入業者に行っていることに、白熊はハッとする。
『競争の番人』原作小説 第ニ章のあらすじ~容疑者の妻・七瀬へ聴取。七瀬は無実の被害者!なのか?
- 小勝負と白熊が栃木県の警察に出向くが、拘留中の石田への接見は、警察に拒否される。
- 二人は「フラワーショップ石田」に向かい、石田の妻・石田七瀬に会う。妊娠7か月。
- 売上の4割がウェディング関連、そのうちの半分が天沢グループによるもの。
- 「ホテル天沢S」からは、取引と関係のないディナーショーのチケットや、お節の購入を迫られるなどの“いじめ”を受けていた。
- 七瀬へ、現在の経営状況から脱却するようにきつく諭す小勝負、それを制する白熊。対立する二人。。
- しかし実は、七瀬は何かおかしいと、小勝負は感じていた。二人が突然訪れても、何も聞き返さずにバックヤードに通してくれたり、調査に必要な書類をさっと出してきたり…。

どれドラ
冷静沈着、冷徹な小勝負・坂口健太郎さんと、人情味ある白熊・杏さんの掛け合いが見ものです。でも、単に冷たい男ではなく、実は温かみもあり、抑えるべきポイントはちゃんと抑えている小勝負は、坂口さんのイメージにもピッタリです。
『競争の番人』原作小説 第ニ章のあらすじ~公取委の立ち入り調査を、天沢雲海は拒否。「おい、タピオカを踏むな!」

- ブライダル業界による納入業者いじめのうち、「天沢グループ」への一斉調査を開始する。
- 専務の天沢雲海へ、風見、桃園、小勝負、白熊が訪れるが、天沢は調査を完全拒否! 飲んでいたタピオカミルクティーを風見に投げつける。4人が引き返そうとする際、天沢が「おいっ、タピオカを踏むな!」。なぜタピオカを踏んではいけないのか??
- ホテル長の長澤は、ノートパソコンを抱えて、車で逃走。中にどんな秘密情報が入っているのか。。ママチャリで追いかける白熊、ハーレーで追いかける小勝負! あと一歩のところで、長澤がパソコンを川に投げ捨てた! 川に飛び込んでパソコンを確保する白熊。心臓も止まりそうになるくらい冷たい。。それを助ける小勝負。

どれドラ
この場面もドラマに登場するのでしょうか? 杏さんの体当たりな演技が見てみたいですね。
また、普段は対立してばかりの小勝負と白熊ですが、少しずつ心が打ち解けていく?のかも見どころです。

- 押収したパソコンのデータを解析するのは、データ復旧の専門家・紺野守里。
- 石田への接見許可は認められなかった代わりに、石田の弁護士・磐田正弘を小勝負に紹介する緑川。
- 緑川はどうやら小勝負のことが好きらしい。だから、白熊に対しては嫉妬心も。。小勝負は、緑川に好かれていることを冷静に把握している。
『競争の番人』原作小説 第ニ章のあらすじ~まとめ
第一章「タピオカを踏むな」では、第一章で起きた殺人未遂事件の容疑者への調査がはじまります。その背景にあるのは、ブライダル業界による納入業者へのいじめ。容疑者の妻・七瀬は同情すべき存在。でも本当にそうなのか?? そんな伏線を出しながら、次章に続きます。先が楽しみになる“王道エンターテインメント”(著者・新川帆立さんの言葉)です。次章等は下のリンク先からご覧ください。本日も最後までお読みくださり、どうも有り難うございました。





コメント