【僕の大好きな妻!】原作『僕の妻は発達障害』(ナナトエリ・亀山聡/新潮社)のあらすじを解説します。今回は「第2巻」です。コミック、ドラマを楽しむためにお役立てくださいね。
僕の妻は発達障害「第8話 ふつうじゃない後輩の話」あらすじ
北山悟の職場の最年少アシスタント・河口たかひろが彼女に家を追い出され、深夜、悟の家にやって来た。彼女のお気に入りの傘を、もう何本もどこかに置き忘れ、その他もろもろ、日ごろの不満が噴き出してしまったらしい。でも北山家も、悟が頑張ってお金を貯めてやっと買えた結婚指輪を知花がなくしてしまい、喧嘩中。。

知花だって指輪を大切に思っていた、河口君だって彼女の傘を大切に思っていた、、でも、どうしてなくしてしまうんだろう。。みんな同じなのに。発達障害だからとか、障害がないとかなんて関係ない。でも、知花が悟や河口君と違うのは、自分の短所を自覚していること、そしてそれと向き合う覚悟を持っていること。それは、悟と一緒に生きていくため・・・
その話に感動して、河口君は彼女に謝りに帰っていった。悟と知花は仲直り♪ でも河口君、その数時間後に出戻って来た、、彼女に許されなかったらしい(;^_^A
僕の妻は発達障害「第9話 いろんないいねがある話」あらすじ
「(君の描く漫画は)キャラに奥行きがない、リアリティに欠けるというか、人に興味がないのかな?」と、師匠・野村萬坊先生に指摘され、妻の知花に発達障害があると告白する悟。すると萬坊先生は「まあいいね。それもまた」という意外な反応。。
職場の飲み会に同席する知花。知らない人に囲まれ超緊張しているが、意を決して萬坊先生に「お世話になっております! 主人は働いてますか!? 主人は見込みありますか!?」と、ストレートな発言!
それに対して萬坊先生は、「あるよ。北山君は個性を受け入れられるからね」と優しい一言。しかしその後、「よかったと思うよ。発達障害の奥さんと結婚して。」と禁断の一言(;^_^A 場が凍り付く。。このショックな一言に知花は、、、「夫婦共々ご迷惑をおかけしますが、今後とも宜しくお願い致します。」

知花は守るだけの存在じゃないんだ。一人の一人前の女性なんだ。自分ももっと漫画に向き合わなきゃ。心を新たにする悟。

この場面、うるっと来ます( ;∀;) ぜひドラマでも見たい場面ですぅ~!
僕の妻は発達障害「第10話 おしゃべり対策をする話」あらすじ
この前の飲み会(第9話)後、荒川さん(女性アシスタント)からLINEが届き、喜ぶ知花。悟へ話したいことが山ほどあって、止まらない知花。悟は独りになって漫画を描きたい。知花も意を決して、「北山家邪魔しないアラート」を発動する。これは知花のしゃべり過ぎを防止するシステムで、アラート発動期間中は、あらゆる接触、干渉が禁止される。でも、話したくてたまらない。。
そんな日常を宮ノ森先生に相談する知花。何をしても誰かに迷惑をかけてしまう。。でもこの世界には、誰が正解で誰が間違っているということはない。お互いに迷惑をかけあっている。お互いさま。宮ノ森先生にアドバイスを受けてほっとする知花。悟も満足がいく漫画が描け、アラート解除、早速話し始める知花(*^^*)
僕の妻は発達障害「第11話 結婚当初の話①」あらすじ
悟と知花が結婚した当初は、悟は今と同じ漫画家アシスタント、知花は派遣の販売員として働いている共働きだった。でも、家事はほとんど知花がやって、仕事から帰宅すると疲れ切ってバッタリ。駅にスマホを忘れてきたり、悟と一緒にお出かけの約束をしても覚えていなかったり、部屋が散らかっていたり、たくさん買い物してきても消費しきれず無駄にしてしまったり…喧嘩が絶えない日々だった。その頃は、知花に発達障害があることを二人とも知らなかった。ゆっくりできるはずの家が、全然落ち着けない空間。知花が突然仕事を辞めてきたり、当時は二人とも何も知らずに、疲弊していたのだった。。

僕の妻は発達障害「第12話 結婚当初の話②」あらすじ
その後知花は、職場にちょっと勤めては辞めてしまう、の繰り返し。宮ノ森クリニックに通い、入眠剤をもらったり、相談に乗ってもらったり、知花は自分が発達障害じゃないかと思い始めている。知花の状態は、
- おしゃべりが止まらなくなる
- 突然話題が変わる
- ご機嫌が急に変わる
- 忘れ物が多い
- 約束を忘れてしまう
- 集中力が続かない
- 仕事を続けられない
など、発達障害に似たものばかり。

悟は、知花が発達障害だったらどうしよう、、でも知花の一生懸命に生きる姿を見て、発達障害だったとしても、そうじゃなかったとしても、どちらだって、僕は知花を好きだったじゃないか! 発達障害だったとしたらうまくやっていけるだろうか、、じゃなく、うまくやっていくんだ!
僕の妻は発達障害「第13話 結婚当初の話③」あらすじ
今日は、知花の検査結果がわかる日。仕事も手につかない悟。知花からLINEでメッセージが・・・「発達障害だった。これからもよろしくお願いします。」 発達障害の人は、無い人に比べ、得意なことと不得意なことの差が大きい傾向がわかる。これまで知花がどれほど大変な思いをしてきたのだろう。。でも知花は、「なんだかほっとしたの。人より怠け者なのかな。自分ってなんなんだろうと思ってた」。その後は少しずつ、知花との接し方もわかってきた。「発達障害は病気じゃないから、今までもこれからも、症状は変わらないんだよね。よかった。僕の好きな知花がこのままで」。
悟はなんとなく解決した気になっていたが、漫画の選考には落選続き。障害を知ることは、二人の間に別の歪みを生むことになっていく。。
僕の妻は発達障害「書き下ろし漫画」あらすじ
知花にはいつも見る夢がある。学校の授業になじめなくて、裏の森に逃げ込むと、のっぺらぼうの寂しそうな人がいる。でも、今日見た夢はいつもと違う。のっぺらぼうは悟、学校の先生は野村萬坊先生。悟と出会い、悟の職場の仲間とも仲良くなって、知花の世界は確実に変わっている(*^^*)
【僕の大好きな妻!】原作『僕の妻は発達障害』のあらすじ解説「第2巻」 まとめ
第2巻では、知花の日ごろの言動から、検査の結果、発達障害のあることがわかりました。でもそのことで知花はショックを受けるよりもむしろ、気持ちが楽になりました。悟も知花の特性を理解することで、受け入れることができ、二人の関係もよくなっていきました。この先も順調にいくのか、それとも、、それは第3巻で見ていきたいと思います。第2巻の最後にも、担当編集者さんによる『知らなかった発達障害』が載っています。こちらもとても参考になります。どうぞコミックでお楽しみください。他の巻は下のリンク先からご覧ください。本日も最後までお読みくださり、どうも有り難うございました。

